2021年に観光庁による公募・支援対象の「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」として全国から採択された155件のうちの一つ、埼玉県熊谷市の「あついぞ!熊谷開運コンテンツ協議会」による「〜熊谷開運巡り〜内から外から”ととのう”〜」の視察会が2022年2月5日に開催された。
イベントの中心となったのは、1200年の歴史を持ち、関東で唯一、厄除けと開運のご利益が同時に得られという日本三大厄除け開運大師の一つ「龍泉寺」。2021年の観光庁事業に応募する前、熊谷市の地方創生を目的として埼玉厄除け開運大師地方創生プロジェクトをスタートさせ、江戸時代でいったん途絶えた初詣を復活させた。
2018年復活当初の初詣客は1000人だったが、その後、関東では珍しい護摩祈願と繊細な透かしが美しい切り絵御朱印が人気を呼び、年々参拝客が増加。龍泉寺が地方創生を実現できる地盤となりながら、地元熊谷市の他企業も巻き込んだ組織作りをして、本来めざしていた地方創生を前進させるべく観光庁の公募に臨んだという。龍泉寺としても初詣客は2022年には35万人までに増えた。